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2011年09月02日

7月30日に浴衣ざらいがありました

7月30日 宗家立花流「浴衣ざらい」
 今日は宗家立花流の恒例「浴衣ざらい」今年は新柄の流儀お揃いの浴衣は見送ったので、皆思い思いの流儀の浴衣姿。だいぶ前のお揃い浴衣もあって懐かしくコレも賑やかでとても楽しい景色になった。
ところはもんじゃ焼きで有名な月島の社会教育会館ホール。午後1時半から5時まで。今日は番組も出揃って14番、分家鶴扇の芸者で長唄「巽八景」で明けて、モスクワから春に帰ってきた琴奈チャンの清楚な長唄「蓬莱」、子供歌舞伎で指導に頑張っている志十郎君の常磐津「廓八景」、忙しくて1回の稽古、家で必死に稽古をしてきた様子でまずまずの出来、かわいい奥さんも裏の手伝いをしてくれた。ありがとう! 車瑞さんは長唄「あやめ浴衣」をさらりと、四代目の齋人は長唄「若衆槍踊り」と「秋の色種」で立役と女形の勉強を見せ、いつも大物ばかりの車洲さんは稽古曲長唄「岸の柳」をしっかり、分家歌扇は長唄「滝の猩々」仕上がり上々。
 ここで毎月1回の講座「歌舞伎の立ち廻り」に参加の生徒さん方でその成果を見せた。はじめは刀で「ドンタッポ」を岡本香代子さんと好扇、鶴田紘子さんと絵川政之、鶴田千寿子さんと齋人が組んで見せた。そのあとは、齋人と志十郎が捕り手、芯が絵川さん。本吊りのコーンと鐘の音が入ると「木の葉の合方」で歌舞伎の雰囲気! からみのある立ち廻りイイ感じ! トリは素扇、恭扇、車洲に宗家も入って、勧進帳の合方で長刀を振り回して大汗かいていました。
 そのあと、筆頭名取の素扇は小唄で四季を綴った「四季短歌」変化のある役を見せて楽しい一番。古参好扇の吾妻八景に二代目の俤、今日の大一番長唄「西行」を絵川さんの西行、恭扇の遊女実は普賢菩薩で魅せました。最後は宗家の長唄「藤娘」、稽古では抜いている「鏡山」も入れて別振りバージョンで、入れ事に「潮来出島」も4番までのフルバージョン。大喜利はサエラの「ホーハイ節」をお客様も交えて踊りました。時間ギリギリで着替えもそこそこに夕食会のイタリアン「周」で楽しくお食事と歓談、夏の一日お稽古の締めくくり、気分爽快で皆解散しました。お疲れさま!

posted by 宗家立花流 at 21:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | その他